イビキに対する治療や指導には、大きく3つの方法があります。
まず始めがCPAPによる治療法です。CPAP(シーパップ)は睡眠時の呼吸を補助する装置で、鼻にマスクを装着し、一定のリズムで空気を送ることでイビキや無呼吸を改善します。睡眠時無呼吸症候群は健康保険適用で治療を受けることができます。
以前は機械が大きく持ち運びに不便でしたが、最近ではコンパクト化が進み、出張時にも持ち運べるようになりました。数時間の使用でも翌朝頭がすっきりする効果があり、多くの患者様から高い評価をいただいています。イビキ治療において即効性のある方法として、当院では積極的に導入しています。
ファイバースコープを使用して振動する部位を特定し、その部分を切除することでイビキを改善します(保険適用)。当院の院長は病院勤務時代からイビキ治療に専門的に取り組んでおり、これまで多数の「口蓋咽頭形成術」を手がけてきました。
その経験の積み重ねにより、ファイバースコープで患者さんの喉を見れば、どんなイビキか?どの場所でイビキが発生しているか?がほぼ分かります。この手術でも完全に治らない人はいます。しかし以前より悪くなったと言う人はいません。ただ入院や麻酔をかけるなど、手術に伴う負担やリスクが伴います。
ただし入院や麻酔をかけるなど、手術に伴う負担やリスクが伴いますので、現在当院では手術は行ってはおりません。
※手術ご希望の患者様には、大阪府内や奈良県内の適切な医療機関に紹介いたします。
「何をしてもイビキが治らない」と悩む肥満気味の方には、ダイエットが必須です。太っている人は痩せないとイビキは治りません。体重過多の方は全身に脂肪が付き、喉の内部も例外ではなく脂肪がついて狭くなっています。まるで喉が「肉巻き状態」になっているのです。そのためイビキで進藤する部分を手術で振動部分を切除しても、すぐに周りから脂肪が付き元の状態に戻ってしまいます。
イビキ治療において体重管理は基本中の基本であり、当院に来院される患者様にも「まず痩せてください」とアドバイスすることがあります。体重減少によりイビキが顕著に改善するケースも多く、根本的な解決策として重要です。
イビキ治療は一人ひとりの状態に合わせたアプローチが必要です。当院では、まず肥満ぎみの方には「ダイエット」をイビキ改善の最低条件として指導を行います。ただし、本人の自覚や生活改善が大切になることは言うまでもありません。
そして即効性のある改善方法として、「CPAP(シーパップ)」による治療をお勧めしています。この組み合わせにより、即時のイビキ・無呼吸の緩和と長期的な根本解決の両方を目指すことができます。
当院では患者さんの状態に合わせてCPAPを調整し、貸出を行っています。この装置は気道に適正な圧力をかけ、気道を広げることでイビキの発生を防ぎます。睡眠時に装着することで、イビキや睡眠時無呼吸症候群による疲労感から一気に解放されます。
CPAPは根治療法ではありませんが、質の高い睡眠の素晴らしさを味わっていただけます。そしてダイエットなどのイビキを根本から改善する取り組みを並行して行うことで、最終的にはCPAPがなくてもイビキをかかない、穏やかな睡眠を手に入れてください!
次のページではCPAP治療に至るまでの診療の流れをご紹介しています。