1、呼吸器(シーパップ)による改善療法
寝ている間の呼吸を助けるCPAP(シーパップ)という装置があります。
これを鼻にかぶせて、寝ていただきます。
一定のリズムで空気を送る装置で、一晩中使う人も、1日に何時間かだけ使う人もいます。数時間だけしか付けないけど翌朝頭がすっきりする、と言う人もいます。
以前は機械が大きく、持ち運びに不便でしたが、最近ではコンパクト化され、出張時に持ち運びするビジネスマンの方もいらっしゃいます。
2、手術
手術で振動する部位を切り取ります。
ですからまず振動するところを探すことになります。振動する部位がなくなれば、いびきは完全に治ります。
診察は、ファイバースコープを使って喉の中をのぞいて調べます。手術はもちろん保険適用ができます。
これが一番確実な方法で、今まで私は約1000例ほど口蓋咽頭形成術という手術を行ってきました(いびき治療を病院勤務時代から、専門的に行っていたため)が、そのせいもあって、ファイバースコープで患者さんのノドを見れば大体どんないびきか?どこの場所でいびきが発生しているか?ということはほぼ分かる様になりました。
完全に治らない人はいますが、前よりよくならなかったと言う人はいません。ただし、入院するということ、麻酔をかけるなど、いずれにしても手術に伴うリスクが出て来ることは事実です。
3、ダイエット
太っている人は痩せないと治りません。
太っている人というのは体のどこか一部が太っているわけではなく、全体的に脂肪が付いています。喉の中も例外ではなく、脂肪が付いて狭くなっていて、まるで肉巻き状態になってしまっているのです・・。
ですから今いびきで振動している部分を手術して切り取ったとしても、すぐに周りから脂肪がついてきて元の状態に戻ってしまいます。うちに来られる方でも、「まず痩せてください」という人もいます。

基本的に当院では、まずは3のダイエットを基本的ないびき改善の最低条件として、患者さんに指導を行います。ただ、ダイエットは本人の自覚や生活改善が条件ですので、ダイエットを行いながら、手術の検討や漢方の処方を行ってゆきます。ただ、すぐに改善できる、という意味で、当院では、呼吸装置(CPAP)による改善療法をおすすめしています。
もう少し、呼吸装置(CPAP)による改善療法について詳しくお話すると、「CPAP(シーパップ)」と呼ばれる呼吸補助装置を患者さんの状態に合わせて調整を行い、貸し出しを行います。
この装置は気道に適正な圧力をかけて、気道の広さを確保し、いびきの発生を止めるものです。貸し出されたCPAP(シーパップ)を睡眠時に装着して頂ければ、これまでのいびき、そして睡眠時無呼吸症候群からの疲労感からは一気に解放されます。根治療法ではありませんが、こちらで睡眠の素晴らしさを味わって頂いて、ダイエットなど、いびきを根底から改善する取り組みを行って頂き、最終的にはCPAP(シーパップ)が無くてもいびきをかかない、穏やかな睡眠を手に入れて頂くことが目標です。
次のページから、具体的なCPAP治療に入るまでの手順をご紹介致します。



