
いびきをかいて眠っている人は、周りから見れば迷惑なもので、朝、「さぞかしぐっすり眠れたんだろうね。」などと悪口を言われそうなものですが、当の本人は、決して気持ち良く、ぐっすりと眠っているわけではないのです。
いびきはどうして起こるか知っていますか?
いびきの主な原因は、鼻からノドまでの空気の通り道、「上気道(じょうきどう)」と呼ばれる部分のどこかが、何らかの理由で狭くなってしまっていることにあります。
さらには、寝ている間は体中の筋肉の力が緩んでいるため、舌の筋肉も緩むのです。そうすると、睡眠中は横になっているため、舌がノドの方に落ちてきて、一層上気道は狭くなるのです。
上気道が狭められると、寝ている間に呼吸をする際に、狭いところを通ろうとする為に、その気道の周りの粘膜が振動してしまうのです。
この振動する時に出る音こそが、いびきの正体です。

いびきは健康に良くないの?
気道が狭められれば、当然、空気の通りも十分ではなくなります。体内に取り込まれる酸素が少ないと、酸素を供給して炭酸ガスを排出する換気機能が低下し、さまざまな悪影響があらわれてきます。
いびきは気道が狭い中を息が無理矢理通って起こりますから、当然いびきをかいていない状態より酸素の摂取量がすごく下がってしまいます。
「ただいびきをかいている」、というだけでです。
苦しい中で寝ているわけですから、もちろん寝不足にもなりますし、その結果疲れが取れないのです。
目覚めが悪い、だるい、昼間に居眠りしてしまう、といった症状が起こります。統計的にも交通事故の率が高いといったデータもあります。
特に日中に車を運転する仕事に就かれている方は要注意です。また、高血圧、糖尿病、心筋梗塞、不整脈などの心臓病、脳血管障害が起こりやすいと言われています。
また、体内の酵素が不足して二酸化炭素が増加すると、血液が酸性に傾き、血中のブドウ糖の量を調整しているインスリンの分泌が悪くなります。これは糖尿病の第一歩です。循環器や呼吸器にも負担をかけるので、高血圧症や不整脈を引き起こしたり、心筋梗塞、心不全、またひどい場合には突然死を招くこともあります。
このように、いびきは自分で自分の首を絞めているようなもので、慢性的な酸素不足に陥る可能性があり、ひいてはさまざまな病気をもたらす危険性をはらんでいる恐ろしいものなのです。
では、どんな方がいびきをかきやすいのでしょうか?
まずは皆さんに次のページのテストをして頂ければと思います。



